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スニーカーのソール再接着集 vol.2

みなさま、こんにちは!もしくは、こんばんは!
今日はスニーカーのソール再接着修理vol.2をご紹介いたします。

ナイキのダンクハイのソール再接着です!カップソールのステッチもかけ直しています!
1985年に誕生した【DUNK】は【AIR JORDAN1】と近いアッパーデザインですが、カップソール内部にエアユニットではなくEVAスポンジが搭載されています。バスケットシューズから始まり、多くのスケーターに愛用され、今なお根強い人気があるモデルですね。
「カップソールの縁部分が剥がれてきてしまった」とのご相談を受けました。オパンケステッチがかけてあるため、縁が剥がれてもソールが外れることはありませんが、隙間が出てくることは気になるものです。ステッチを切らずに隙間にだけ接着剤を流し込んで再接着をする方法もありますが、この方法では元の接着剤を落とすことが難しいので、強度を出すこともまた難しいのです。
そこで今回は、ソールを一度すべて外して、全体の古くなった接着剤をきれいに除去してから接着し直す方法で修理をしました。こうすることで接着力が向上し、再剥がれのリスクが少なくなります。オパンケステッチもかけ直してばっちり元通りです!

ナイキのランニングシューズのソール再接着です!
2002年の日韓ワールドカップのときのモデルらしいです。20年近く前のランニングシューズがこうして残っていることは感慨深いです。アウトソールのラバーは硬化せずに生き残っていましたが、さずがにアッパーの合皮は少し劣化が見え始めていました。
ウォーキングをしようと久しぶりに靴箱から取り出し、履いてみたところバリッと剥がれが出たとのことです。長く保管しておいたスニーカーをいざ履いてみたら接着剤が劣化していて剥がれる、というのはスニーカーあるあるですね。高温多湿な日本では湿気で接着剤の劣化が進みやすい傾向があります。
ミッドソールにEVAスポンジは表面に膜があり、膜の上に接着剤を塗っても食いつきが良くないため、表面をサンドペーパーでやすり掛けをしてザラザラにします。この作業をするで接着剤の食いつきが良くなり、接着の強度が高まります!

ナイキのACGアウトドアスニーカーのソール再接着です!
【ACG】とは【All Conditions Gear】のことで、あらゆる環境に対応する、という意味だそうです。なので、ACGシリーズはアウトドア寄りなデザインや機能になっています。アキレス腱辺りまで高さのあるライニング、広めで先芯の入ったトゥボックス、グリップの効いたアウトソールパターン、捻じれ防止のミッドソール内のシャンクなど、てんこ盛りですね。
こちらも購入して保管していたスニーカーが、気づいたら剥がれが発生していたとのことです。ほぼ新品状態でアウトソールにすり減りが見られなければ、アッパーにシワも刻まれていません。
平らな面の少ない、難解そうな接着面でもしっかりと元の接着剤を落とし、隙間なく接着します。街でも山でもどんな地面をガシガシ歩いても大丈夫なように、丁寧に接着いたしました!

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