スニーカーのここって何て呼ぶの?各パーツの名称をご紹介します!
アッパーやソール、ヒールカウンターなど、靴はいろいろなパーツから組み上がっていますが、それぞれに名前が付いています。デザインが多岐に渡っている昨今のスニーカーで一部名称のないパーツもあります。ですが、おそらくほとんどの靴修理屋さんで通じるであろう各パーツの名称を画像と一緒にご紹介いたします!
【アッパー】
足を入れるスニーカーの上半分の部分です。
【アウトソール】
ソールのうち、地面と直接触れる部分です。摩耗に強いラバー素材やウレタン素材が使われています。
【ミッドソール】
アッパーとアウトソールに挟まれたソール部分です。モデルによってはミッドソールがなく、アッパーとアウトソールの2層構造になっているものもあります。クッション性を高める部分でもあり、EVAスポンジ素材やウレタン素材が使われています。
【インナーソール】
アウトソールに内蔵されたソールパーツです。ソールを分解すると入っていることがあります。したがって成形されたスニーカーではあるかどうかわかりません。ミッドソールは外から見えるソール、インナーソールは外から見えないソール、といった具合です。ミッドソール同様にEVAスポンジ素材やウレタン素材が使われています。
【つま先パーツ】
ソールのつま先部分の補強パーツです。
【オパンケステッチ】
アッパーをソールにはめ込み、外れないようにソールの側面に縫い付けてあるステッチ(糸)のことです。
【カップソール】
アウトソールの中でも、アッパーをはめ込むことができるようにカップ形状になっているソールのことを呼びます。画像のようにオパンケステッチを縫い付けているモデルや、カップソールにはめ込んで接着されているだけのモデルもあります。
【ライニング】
履き口部分の内張一帯の部分です。腰裏(こしうら)とも呼びます。素材はメッシュ生地、合成皮革、天然皮革などさまざまです。
【シュータン】
足の甲を覆う部分です。ベロとも呼びます。靴ひもとの緩衝材となります。クッションが入っていたり、入っていなかったりします。
【バックチップ】
履き口の表側にあるブランドのロゴなどのあるパーツです。合成皮革や天然皮革が使われています。
【ヒールカウンター】
アッパーのカカトに内蔵されている硬い芯材です。基本的に内部にあるため見ることができませんが、最近のスニーカーでは表に出していたり、入っていなかったりするモデルも多いです。
【ヒールスタビライザー】
アッパーとソールのカカト部分に挟まれた硬い芯材パーツです。強度が必要なため、ウレタン素材が多く使われています。
【プルストラップ】
靴を履くときに指で引っ掛けるカカトの輪っか部分です。どちらかと言うとアウトドアシューズやトレッキングシューズに多いです。
【シューレース】
靴ひも
【ハトメ】
アイレット、シューレースホールとも呼びます。靴ひもを通す穴を指しています。ただの穴だけの場合はシューレースホール、金具が付いているとハトメやアイレットと呼ぶことが多いと思います。
【つま先ゴムカバー】
アッパーのつま先を覆うゴムです。